こんにちは! Koba(@koba_kigyo)です。
今回は『貸し会議室投資』がサラリーマンの副業として適しているか?稼げるか?という疑問にお答えします。
【この記事でわかる事】
貸し会議室の全体像、利益構造、初期投資などが分かります。
記事を読む時間:10分程度
Contents
貸し会議室投資は儲かるのか?失敗しない為に検証!
まずは結論から。
貸し会議室はサラリーマンの副業として非常に適してた投資と言えます。
【今回の参考文献】 オススメ度(★★✩✩✩)
貸し会議室を始めたい方向けの入門書的な内容です。
貸し会議室投資の情報を一通り網羅していますので読んで損はないと思いますが、正直ネットにある貸し会議室の情報で十分事足りますのでわざわざ本を読まなくても問題ありません。
投資に向いているという理由は以下の通りです。
【適している理由】
・運営に手間がかからない。
・初期投資が比較的少ない。
・赤字になった場合でも給与でカバー可能。
・撤退が容易。
具体的に説明して行きましょう。
運営に手間がかからない
貸し会議室は運営自体にほとんど手間がかかりません。運営方法は大きく分けて2つ。
管理会社を使うか、使わないかです。
前者の管理会社を使う場合は基本的に何もする事はありません。もちろん管理手数料はかかりますが集客から運営、入金等まで全てを管理会社が行ってくれますので、日中時間が取れないサラリーマンでも可能な副業と言えます。
後者の管理会社を使わない場合は、管理手数料がかからず利益率が上がる代わりに、集客サイトの管理や利用者からの問い合わせなどに対応をしなければならず、多少手間がかかってしまいます。
初期投資が比較的少ない
管理会社の使用有無、物件の大きさ、立ち上げエリア等の状況で大きく変わりますが大体の目安としては50~200万円程度となります。
*内訳等詳細は別項目で説明します。
赤字になった場合でも給与でカバー可能
貸し会議室はもちろん規模やエリアにもよりますが、一室10坪程度の大きさであれば月3~多くて5万円の利益となります。
それ程大きな利益ではありませんが、逆に想定を下回った集客となり赤字になった場合も大したマイナス額になりません。
1か月集客が0人という事はまずありえませんが、仮に0人だった場合だと家賃数万+電気水道光熱費の基本料金+Wi-Fi+管理会社手数料等となります。
集客サイトは売上に対しての手数料の為、掲載のみで売り上げが無い場合は費用は発生しません。
【例:売上ゼロの場合】
*マンション一室家賃5万円の場合
家賃:50,000円
光熱費基本料:2,000円
Wi-Fi:3,000円
管理手数料:10,000円
合計:65,000円
仮に売上ゼロだった場合でも小規模貸し会議室であれば、月65,000円程度の赤字で済みます。
月65,000円という額は非常に大きいですが、仮に赤字が数か月続いても即破産する程のものではありません。
撤退が容易
貸し会議室は自己物件でなくても可能な為、賃貸の場合はもし想定の客数に到達せず赤字ので撤退する場合でも、即時に辞める事が可能です。
事業というのは残念ながら必ず成功するというものではありません。
撤退が容易というのは失敗した場合でもサラリーマンの本業に影響が出にくく、副業として非常に適している点です。
そもそも貸し会議室投資とは?
そもそも貸し会議室とは、自己物件か賃貸物件を第三者に会議室として時間貸しを行い、収益を獲得する投資方法です。
前段で説明した通り、民泊やシェアハウス、シェアオフィスの会議室版です。
オーナーの了承を得る事が出来れば、賃貸物件でも事業が可能で比較的初期投資が少なく、運営も簡単で撤退もしやすい事から密かにサラリーマンの副業として盛り上がってきています。
他のシェアビジネスよりも小規模で進める事が出来、サラリーマンでも資金コントロールのしやすい投資と言えるでしょう。
貸し会議室の初期投資額は?札幌で検証。
こちらも前段で説明した通り管理会社の使用有無で大きく変わります。
今回は札幌市の物件で管理会社を使用した場合の例を挙げます。
【札幌市の物件の場合】
立地:札幌大通り駅徒歩数分のテナント
物件:10坪 収容15人程度
【初期費用内訳】
・前家賃:10万円
・敷金:30万円(3か月分)
・仲介手数料:10万円
・管理会社初期費用:35万円
*物件探し、設営、写真撮影等の費用
・備品等:30万円程度
*備品はテーブル、イス、ホワイトボードなど最低限のみ
・ランニングコスト:45万円(15万×3か月)
*初期費用以外にも売上入金まで2~3か月程度かかる場合があり、約3か月分の家賃等ランニングコストを手元資金として持っていた方が安全です。
合計:160万円
設備の大きさや用意する備品など諸条件により大きく変動しますが大体の費用目安は上記のようになります。
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貸し会議室の売上や利益はどのくらいある?
札幌の貸し会議室を例に出してみましょう。
【売上・利益構造】
*収容人数:8人(最大12人)
●月売上:120,000円(1日平均3000円)
■家賃:50,000円
■仲介手数料:36,000円(スペイーシー等30%)
■管理手数料:10,000円(管理会社)
■光熱費:10,000円
■消耗品備品:1000円(ウェットシート等)
収入合計:120,000円
支出合計:107,000円
利益額:13,000円
*●収入 ■支出
始めるのはどんな備品が必要?
では具体的にどんな備品が必要かみましょう。
【最低限必要な備品】
・テーブル
・椅子
・プロジェクター
・ホワイトボード
・延長コード類
・筆記用具
・Wi-Fi
・冷暖房が無ければ冷暖房器具
・掃除用具
・スリッパ
・掃除道具
これは本当に必要最低限な設備及び備品類です。
それでも十数人の貸し会議室を作るには数十万の費用が掛かってしまいます。
テーブルなどはネット経由だと配送料無料とお得で尚且つホームセンター等では中々買えない商品なども多々ありますのでうまく使うとコスト削減になります。【配送料無料でお得】(サンワダイレクト 会議テーブル W1800×D600 100-FD007W)
貸し会議室に適したエリア、場所は決まっている?
貸し会議室は基本日本全国どこでも需要がある為、展開が可能です。
ただし、立地面は条件があり主要駅から徒歩数分圏内(3分以内がベスト)となります。
貸し会議室の管理会社とは?
貸し会議室の管理会社について説明します。
貸し会議室の管理会社は不動産の管理会社と同じようなものです。
全国にいくつかありますが、全国対応している大手では「株式会社クルトン」という会社があります。
業務は基本的に貸し会議室の立ち上げ~運営~入金まで全てを一括で管理してくれます。
管理会社によっては集客のみ対応するなどありますので、管理会社をご希望の場合は地域の管理会社を調べ直接お聞きください。
クルトンを例に出すと費用面は下記の通りです。
【管理会社費用一覧】
■初期費用:35万円程度+現地までの実費
*物件探し、設営、写真撮影、集客サイトへの掲載等
■月費用:1万円程度(収容人数により変動)
*集客、利用者対応、集客サイト管理、入金、掃除等
月額は1万円程度ですが、初期費用が35万円とかなりかかるのがネックとなります。
この金額を用意する事が出来れば、立ち上げから運営まで全てをやってくれますので時間が無い方でも取り組める副業です。
利用する人はどうやって集客する?
では集客はどうするのか?ついて説明します。
集客は基本的に貸し会議室の仲介サイトを使用します。
大手3社でほぼ市場を独占していますので、貸し会議室を立ち上げる際はこの3社に掲載する事になります。
貸し会議室を探す方はほとんどが上記3サイトからを利用します。
仲介手数料はサイトによって違いますが基本は30%となりますので、例えば1時間1000円で貸した場合は手残り700円という事になります。
貸し会議室の課題・リスク・デメリットとは。
ざっと説明をしてきましたが、貸し会議室を立ち上げるには四つ大きな課題とデメリットがあります。
【課題・デメリット】
・貸し会議室で借りられる物件がほとんど無い
・競合が非常に増えやすい
・既にエリアによっては過当競争になっている
・集客を主要3つの仲介サイトに依存している
それは「貸し会議室として借りられる物件がほとんど無い」という事です。
これは民泊にも当てはまる事ですが、不特定多数の人が使用するという貸し方をほとんどのオーナーが嫌がるからです。
ここは根気よく探すしかありませんので、地場の不動産会社に通い物件探しを行いましょう。
そしてもう一つは初期投資が低くサラリーマンなどの個人も参入がしやすい事から競合が非常に増えやすいという事です。
東京などでは既に過当競争になっており、参入障壁が低い分これからも貸し会議室は増えていくと思われます。
競合が増えていくと当初利益が出ていても赤字になる可能性は十分考えられます。
更に集客を主要3つのサイトに依存している点も挙げられます。
最近スペイシーが20%から30%に手数料を上げています。インスタベースは既に手数料35%となっている為、今後他社も追従し手数料が徐々に上がっていく可能性が高く当初の計画が狂っていく可能性があります。
会議室を安く立ち上げるポイントは3つ。
では最後に、貸し会議室をやりたいけど100万以上のお金なんて用意できない!
そんな方も多いと思いますので、安く立ち上げるポイントをご紹介します。
【安く立ち上げるポイント】
・管理会社を使わない
・テーブルなどは地場のホームセンター、ネットなどで用意
・仲介手数料無料か半額などの不動産屋経由で契約する
管理会社を使わない
これは先ほどから記載しています通り、管理会社に立ち上げから依頼するとなると30~40万程度の費用が掛かります。
仮にこれを全て自分でやるとなると丸々浮きますので一番の節約となります。
立ち上げ後、集客のみやってくれる管理会社と契約するなどすれば初期費用をグンと安く抑えられます。
テーブルなどは地場のホームセンターかネット経由で用意
オフィステーブルやイスなどは1個当たりの単価も高い為、初期投資の中で大きなウェイトを占めます。
オフィス系専門の販売店で購入すると非常に高くなりすが、ホームセンターなどで同系統のテーブルやイスを購入するとオフィス系専門のものよりも数段安く購入する事が出来ます。
購入する際は必ず地元のホームセンターとネットの価格をチェックしながら進めましょう。
【配送料無料でお得】(サンワダイレクト 会議テーブル W1800×D600 100-FD007W)
仲介手数料無料か半額などの不動産屋経由で契約する
不動産契約時に大きな額になるのが仲介手数料です。
これは会社によっては自社管理している物件だと手数料無料などとしている場合もありますので、安易に不動産会社を決めず手数料面を確認しながら仲介会社を探しましょう。
その他 オススメの事業・副業
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