今回はご紹介するのはホリエモンの愛称で有名な堀江貴文著『時間革命』です。
この本は「自分の人生とは?」という問いや「自分時間」に関する概念について丁寧に解説してくれている良書です。
私自身経営者として「自分時間」を常に意識しており、如何に時間を作り出すことが出来るかを考えながら行動していました。
しかしほとんどの会社員は恐らくこの「自分時間」について客観的に概念として認識していない方も多いかもしれません。
もし読んでいないビジネスパーソンは是非読まれることをお勧めします。
時間革命から学んだ事
時間革命を読み学んだ事は何か一言で説明しろと言われたら
『人生の人生時間が如何に価値あるものかを学ばせてもらった』
と説明すると思います。
時間革命は自分の人生を他人に提供するのではなく、自分の為に消費する必要性があるかを様々な角度から客観的に学ばせてくれる良書です。
特に雇われている身分の会社員はまさに会社に自分の命(時間)を提供し給与を得ています。そのようなビジネスパーソンに是非読んでいただきたい一冊です。
時間革命とは
この本のポイントは「自分時間」、「他人時間」という言葉です。
時間革命の内容を突き詰めるとこの2点に集約されます。
この点を具体的に説明していきましょう。
自分時間
人生の中で自分時間を過ごしている時間の事です。
好きな仕事、趣味、やりたいこと事、たのしいイベント、気の合う仲間との飲み会などでしょうか。
当然ながら「自分時間」が多ければ多いほど、あなたの人生の質は高くなります。逆に「他人時間」ばかり過ごしている人は自分の人生に満足できている事はまずありません。
堀江さんが言いたいことは「自分時間を増やす+他人時間を減らす→人生の質が高くなる」という事です。
一度自分の人生を振り返り、自分時間を過ごしているか、他人に時間を搾取されていないかを棚卸する必要があります。
他人時間
人生の時間の中で他人の為に使っている時間の事です。
雇われ仕事、通勤、したくもない電話やメール、気を遣う飲み会などの事ですね。
具体例を出すと時間で給与を得ているアルバイトなどが非常にわかりやすいかと思います。
アルバイトの方は自分の人生の貴重な1時間を会社側に〇〇〇円で提供しているという形式です。
どれだけ努力しようが、どれだけパフォーマンスを上げようが、バイトで得られる報酬は本人のキャパシティを超える事はない「分の悪い取引」なのです。
時間(人生)を切り売りし、換金する行為は何もアルバイトだけではなく、会社員も基本的には同じ事です。時給か月給かの違いのみです。
自分の時間を会社に「搾取」され、会社は皆さんの時間を使ってそれ以上の売上・利益を得ています。
著者の堀江貴文氏とは
1972年福岡県生まれ。実業家。SNS media & consulting株式会社ファウンダー
インターステラテクノロジス株式会社ファウンダー、元・株式会社ライブドア代表取締役CEO
1996年、23歳でインターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。
2000年、東証マザーズ上場。
2004年~2005年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙立候補など既得権益と戦う姿勢で注目を浴び、「ホリエモン」の愛称で一躍時代の寵児となる。
2006年、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6か月の実刑判決
2011年に収監され、長野刑務所にて服役するも、メールマガジンなどで獄中から情報発信も続け、2013年に釈放。
その後、スマホアプリのプロデュースや2019年6月に民間では日本初の宇宙空間到達に成功したインターステラテクノロジス社の宇宙ロケット開発など、多数の事業や投資、他分野で活躍中。メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は購読者1万人以上、会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」でも優秀な人材を輩出し続けている。
著書に『ゼロ』、『本音で生きる』『他動力』『自分のことだけを考える。』などベストセラー多数。
出典:時間革命
本書
時間革命は特に会社に勤めて給与を貰っているサラリーマンの方に読んでもらいたい一冊です。
何故なら今まで他人時間を生きている方へ「自分の人生とは?」「自分の時間を生きているか?」と人生が深く考えるキッカケをくれる本だからです。
時間こそは誰もが平等に手にする事が出来唯一の「資産」です。そしてお金では絶対に買う事の出来ない何にも代えがたいものなのです。
自分の人生は他人の為にあるわけではありません。
今一度自分の人生を見直し自分時間について考えてみては如何でしょうか?